

みどり
Doppelgänger
身長 :190㎝
年齢 :飲酒・喫煙は可能。
性別 :無性別
誕生日:不明
好 :煮物
嫌 :バカにされること
特性 :触手・模倣 etc
概要
有漏の模倣を行い、彼を殺害し存在を成り代わろうとした野良ドッペルゲンガー。
その行為が有漏の逆鱗に触れ、一度は宇宙空間に放り出され仮死状態となり漂う。その後は彼の過去を調べた有漏の手により引き戻され「自由の身になり元の生態に倣って生きるか、求めるものを与える代わりに私の家の面倒を見るか」という二択を迫られた。彼は後者を選び、現在では有漏の邸宅にてハウスキーパーとして暮らしている。
性格
振る舞いは現代の若者のそれであるが、怪異であるため少々感覚のズレはある。ただ、有漏などと比べればかなり人間に近い価値観。
物腰は柔らかく、口調は荒いものの優しい青年。冗談も通じるため、ある程度砕けた態度で接しても怒ることは無い。ただ、バカにされることが嫌いなためそういった手合いには喧嘩腰になるかもしれない。マイルドヤンキー。
有漏に対しては恐ろしい部分を嫌と言うほど見ているため、無礼講ではあるものの当初のような殺意などは微塵も残っていない。また、今更彼の模倣をしても再度逆鱗に触れることはわかりきっているので、近頃は個性のある姿で過ごしている。
ドッペルゲンガーという「個」の無い模倣生物であるにも関わらず、「個」として愛されたいという欲求を抱えている。そのため自己矛盾を起こしており、またその欲求を有漏に気に入られたことが拾われた理由。ドッペルゲンガーとしては異端であり、かつ自らの求めるものが同種からは得られないことが彼の業。
経歴
ドッペルゲンガーとして人間に認識されてからの記憶は鮮明。
人間が持つ「個人」という概念に強い関心を持ち、また「愛情」という感情にも惹かれた。「個」のない怪異である自分にそれを向けられることはないと理解してはいたが、あるとき成り代わった存在は夫を持ち腹に我が子を宿していた。記憶を辿り、愛情に満ちた彼女の人生を羨んだ「彼」は「彼女」としての人生を歩んだ。
またある日、通りがかった知人男性の話に興味を持った「彼女」は存在を移し替え、「彼」になった。彼は妻や子に恵まれ、彼女と同じような愛情に満ちた人生であった。
またある時は出張で田舎に出向いた際に出会った少女の人生に憧れを抱き、また「彼女」となった。
そうして何十人もの人生を蹂躙し、殺害を繰り返した彼は「怪異である自分は愛されず、人間である自分は愛される」という認識を覚え、また「愛されている人間を模倣し続ければ自分は愛される錯覚を見ることが出来る」と思い込んだ。
やがて、Vtuberとして小規模ながらも名声を得ていた有漏を発見し、成り代わろうとした。だが彼は人間ではなく、また殺しても何度でも生き返った。
有漏により地獄を見た彼は死を覚悟していたが、突然引き戻され「愛しはしないが、自分なら怪異である貴方をそのまま認識し、友人として受け入れることが出来る」と交渉される。
そうして彼は安寧とも呼べる場所を得たのである。
特性
人間など生物の模倣、成り代わり。ドッペルゲンガーとしての基礎能力。
普段から誰かの姿でなければ認識されないため、常に有漏やしきを模倣したままの姿をしている。ただ、現在は成り代わる必要が無いため差別化した姿でいる。
目のついた触手。
触手は手足のように動かすことができ、非常に繊細な作業が可能。普段はこれで皿洗い等をこなしている。
また、触手を出す際に体力などのリソースは無いためほぼ無限に操ることが出来る。
目はどこからでも開き、視覚共有が可能。
肉体の部分は有漏と同じような組成であるため、運動能力や特徴はほぼ同じ。だが何故か彼の方が柔軟かつ足が速い。